ひとと向き合う。
肖像写真を撮る、ということ
スマートフォンが普及し、殆どの人がカメラを持ち歩いている
といっても過言ではない昨今、写真というものの価値観が大きく変わりつつあります。
それはまるで、「カメラ・写真」という物がこの世に生まれた時代の
肖像画と写真の関係のように感じます。
こんにちは、ギリさんです。
人間、歳を重ねるごとに「内面が見える」と言いますが、
僕も例外ではないように感じてます。
今では「押せば撮れる」簡単なアイテムのようになったカメラと写真ですが、
カッコイイ・カワイイ・インスタ映え
そういったインスタントな役割ではなく、かつてのそれこそ「肖像画」のような
その人の人生、生き様を表現するような、そんな写真を求めて日々撮影をしています。
だからこそ、撮影前の時間を大切にします。
撮影時間は10分くらいかもしれません。
でも、撮影前に数十分お話をしながら、一方的に相手を知る、といことではなく
僕のこともお話します。
そういった関係性が、写真には写るということを僕は信じているからです。
今日はアンジュウエディングの仲人カウンセラーである
来田さんを撮影させて頂きました。
お話の中で「20年以上も人のおせっかいをやいてきた」という来田さん。
その人柄と経験してきたこと、人間味。
それらが表現できていたら嬉しいです。
僕もアラフォーと呼ばれる年代になりましたが、これからも
さらに人と、写真と正面から向き合って、その人の肖像画を描くつもりで
シャッターを押して行こうと思います。