子供の頃、友達が転校して悲しかったことが何度かある。

なんだか、すっごく遠くに行ってしまって二度と遊べないんじゃないかって。

 

でも、大人になって考えてみると、隣の学区だったりして

車で15分くらい。そんなことありませんか？？

 

今日の結婚式は福島県いわき市。僕が子供の頃は、平駅だったいわき駅。

気にしてなかったけど、なんでだろうな？

 

茨城県日立市で生まれ育ったわたし。今はつくばに住んでます。

昔は遠いなぁ〜って思ってたけど、いわきまで1時間40分。距離の割には近くてびっくり。

 

子供の夢と、大人の現実。色々と敏感に感じる今日この頃です。

 

こんにちは、ギリさんです。

今日は朝5時に起きていわきへ。ご自宅でお支度です。

懐かしい赤い羽根と緑の羽根。

僕の頃はシールではなく、針でした。帽子や名札に付けてたっけなぁ〜

これを見てなんだかわかる人は・・・いるよね？

お父さんも少し高揚しているようです。

僕が大好きな赤べこさんを発見！さすが福島！

ご先祖様も見守っています。

お父さん、早速撮影を。

なんか、この嬉しそうな、でもどこか寂しそうな・・・そんな表情に心打たれました。

え？？うそでしょ？？

そう、義弟にネクタイを教えてあげる優しい姿です。昭和の酔っ払いではございません。

今日という日を、思い出せる一枚を撮りたい。そう思って撮影してます。

ところで、この赤べこさん。さっきはよく見えなかったけど

少し取り出してみたら・・・全国制覇！！忘れかけていた熱いものを思い出させてくれました。

ご両親にご挨拶。

みーちゃんも何やら空気を感じ取ったようです。

「・・・ちょっと息苦しかったワ」

ご近所さんがたくさん集まってきましたよ。

これも今では見かけなくなった光景ですよね。

亡くなったおばあちゃんのお友達なんだとか・・・

昔から、すごく良くしてくださったんだとか・・・

面と向かっても、なぜか言葉になりません。

素敵な街、いや、素敵なご近所であり、素敵な人たちだなぁ〜って思いました。

プランナーの山本さんも感情移入。

みーちゃんは抱っこNGな子。らしい。

だけど、一緒に写りたいよね？？

「いってまいります」

『いってらっしゃい』

氏神さんである、いわき飯野八幡宮へ車で移動。

30分くらいかけて向かいます。

そこには、生まれ育った街並みが

なんとなく、その日常が

ほんの少しだけ、遠く、寂しく感じてしまう

なんなんでしょうね？

結婚して嫁に行く

その道のりはなんとなく

早く着いて欲しいような、欲しくないような

坂を登ればもうすぐ着いてしまう

なんとなく、そんなことを考えてしまいました。

暑かった夏も過ぎ

ちょっとだけ秋を感じるようになったこの頃

私たちは結婚します。

でもさ、やっぱり笑顔が好きなんです。

「蚊に刺されちゃった」

楽しいとかかわいいとか

そういうことよりも写したいものがあります。

言葉って難しい。

「それ」ってなんなんだろう？

抽象的なことをあまり言いたくないけど

覚悟とか決心とか

信頼とか安心とか

そういった心の部分を写したいのかもしれない。

後ろの巫女さんどんな気持ちだったかな？とかも。

さあ、結婚式の始まりです。

雨もあがって青空も出始めました。

僕は神道式の、独特の緊張感が好きです。

日本が好きだからかな？

考えて見たら、結構不思議なことやってますよね？

色々と勉強すると、そういう疑問も知識になっていきます。

でも、そんな難しいこと考えなくても、親の気持ちは想像できます。

「確か」じゃないけど、想像できます。

僕は想像することが昔から大好きで

だから、写真の世界が好きなのかもしれません。

「写真とビデオって何が違うの？」って良く言われます。

写真っていうのは、ビデオとちがって動きません。

音も声もしません。

だけど、僕は写真の方が好きなんです。

なんでだろう？

ずっと考えてます。

その一つは

想像ができるから

一枚の写真を見て

なにがあったのかな？

どんな声で笑ってるのかな？

どんな音楽が流れているのかな？

どんなこと考えてるのかな？

そうやって想像する楽しさ、自由さが好きなんだと思います。

ところで、披露宴が始まってます。

これは僕の赤べこちゃん。大切なパートナーです。

お見事っ！

福島っていいなぁ〜

なんかあったかいや。

照れて緊張する友

それを笑顔でこたえる

なんだかいいなぁ〜って思っちゃう。

最後方の席では・・・

可愛らしくも、優しいきょうだい。

きっと笑い方は子供の頃から同じかもしれない

僕としてはこういうとき、学生服を来ていた頃を想像して楽しみます。

弟かぁ〜

僕も弟で、兄と姉がいます。

だからなんか、想像しちゃうよね。どんな幼少時代だったのか？って。

「天使かよ！？」

少なくとも、僕はこんなに可愛くはなかったな汗

ありがとうございます！って言いたくなっちゃうリアクション。

JoJo第四部の、ズッケェロダンスを思い出しました。

だって

どんどん増えてくるんだもん。

ナランチャはどこだ？？

父親同士。

嗚呼・・・美味しそうだ。

さてさて、次の衣装を早読み！

入場が待ち遠しいです

大合唱が始まりました。

どんな会話の流れでこのポーズ？？

何をみたらこんなに爆笑？？

大きなリアクションがなくても、想像力がとまらない

写真って瞬間が残るってところも好きです

大きな動きのある余興なんかは、もしかしたらビデオ見た方が楽しいかもしれない。

でも、やっぱり強烈に脳裏に残るのは

 

永遠に動かない、一枚の写真なんだと思います。

どんなことが読まれたのか？

決してその内容が知りたいんじゃないと思います。

きっと、感じることを教えてくれるのが写真なんだと思います。

でもそれは、あくまで現時点の僕の頭の中。これからどうなって行くかはわかりません。

 

それでもきっと、いつになっても僕は猫と赤べこが好きでいることでしょう。